8/28
上甑島・里港に戻って来ました
 走行距離 : 0 NM
 Total : 2326.2 NM
 走行時間 : 0:00
 Total : 414:40
今朝、息子の出勤に合わせて千葉を出発し飛行機で鹿児島まで、バス、JR、フェリーと乗り継いで夕方に里港まで戻ってきました。子供の頃からお世話になりました叔父さんの通夜と告別式に参列し丁寧に見送ってきました。船に戻って4日間「さつき」が無事だったことにホッとし、明日出港できることを確かめてから漁港近くの「漁火」に行き「きびなご」の炭火焼きで食事を済ませました。
明日は天気が悪くなければすぐ近くなのですが天草の牛深港に向かう予定です。
8/29
熊本県 天草・牛深港へ
 走行距離 : 27.6 NM
 Total : 2353.8 NM
 走行時間 : 4:50
 Total : 419:30
昨日から「さつき」の前に停泊している長崎のヨットオーナー夫婦に一声朝のご挨拶、途中寄り道をしながら長崎まで帰るとのことで、私も長崎出島マリーナに行くつもりなので再会できそうです。
6:55に離岸、港外に出てからは九州本土との中間にある中瀬を避けるために、まずは真東に向いました、中瀬を過ぎた所で真北に転針、今日は曇っていて涼しいのが救いでした。ところが前方に雨雲が見えてきたので、レーダーでかなり強い雨であることを確認するのも束の間、一気に夕立のような強い雨に見舞われました、雨域はそれ程広くなくドジャーの中に隠れてレーダー画面とにらめっこをしながらジッと我慢の30分間でした。雨域が後方に去ると、今度は晴れてきて目的地の牛深が視認できるようになったのはいいがとにかく暑い!。11:45、マルハ物流の北にある小さな船溜まり奥に着岸しました、4時間50分、対水距離27.0NM、対地距離27.6NM。ここにはきれいなトイレとコインランドリーが近くにあり、銭湯は自転車で5分くらいの所にある便利な場所です。まずは儀式の後、あまりの暑さに昼寝タイムとなりました、その後に風呂と食事。
明日は午後から天気が崩れそうですが八代(やつしろ)海に入って行き、三角(みすみ)マリーナまで行ければ良いなと思っています。
8/30
熊本県 三角波多マリーナへ
 走行距離 : 50.7 NM
 Total : 2404.5 NM
 走行時間 : 8:25
 Total : 427:55
6:50に離岸して港外に出ると、強い南の風が吹いていて波と共に真正面から襲ってきます。平瀬とガン瀬の岩山を避けるまでジッと我慢をしてから東に向かうとスターボのアビーム風で快走、少しずつ島々の間の長島海峡に入っていくと風は真後ろに変わり弱くなったためほとんどモーターボート状態になってしまいました。大型船の航法どおりのコースをとり、ポイント毎に船首の向きを変えて狭い海峡を北東方向へ、一時は4ノットを超える連れ潮で快調に走り、獅子島をまわって八代海に出たのが10:30でした、速い!。ここから三角港への入り口を目指して弱い向い潮の中をひたすら北東方向へ走って行きました。
八代港沖の大築島の側まで来ると急に後ろからモーターボートが近付いて来ました、銚子から熊本にヨットを移したKNさんが船友達のARKさんと一緒に出迎えに来てくれたのです、しばらく並走してボートは母港へ帰り、車でマリーナに先回りしてもやいを取っていただきました。
15:15着艇、8時間25分、対水距離50.0NM、対地距離50.7NM、長島海峡での貯金を八代海の向い潮で使い果たしてしまったようです。
着艇儀式の後、KNさんの車で宇城市の自宅へ行きお風呂をいただいて近くの店で食事、今夜はKNさんの家に泊めていただきます。明日からは天気が悪くなりそうなのでマリーナで待機になりそうです。
 
                  八代海を北上する「さつき」(KNさん撮影)
8/31
長崎県・茂木(もぎ)港へ
 走行距離 : 33.2 NM
 Total : 2437.7 NM
 走行時間 : 4:40
 Total : 432:35
夜中にも強い雨が降っていましたが、朝起きるとまだ雨が残っています。レーダーアメダス合成図をチェックすると、今後この地域は雨域には全く入らない予定、案の定、西の空が明るくなりすぐに晴れてきました。KNさんに車で「三角波多マリーナ」まで送っていただき、すぐに出港準備、KNさんとマリーナのスタッフに見送られなが10:10の出港となりました。島原湾へ出る狭い大瀬戸にかかると、かすかな向い潮ながら渦を巻いていて船が左右に大きく振られオートパイロットが四苦八苦しています、得意の手動に切り替えて対航の作業船を交わしながらここを乗り切り島原湾へと出ました。
目の前には10数年前に大惨事を起こし、今は穏やかな表情を見せている「雲仙普賢岳」と、その左に「深江町」が見えています、あの時のヒゲの町長さんは元気でしょうか?。
西に針路を決めると始めはわずかな向い潮でしたが30分ほどで湯島に近付くと連れ潮に変り「口ノ津港」前までは出港してから2時間ほどでたどり着いてしまいました。連れ潮の状態もポートの風も最高なので、そのまま「口ノ津港」前を通過、15マイル先の茂木港に向かうことにしました。早崎瀬戸にかかると潮の流れはどんどん上がり、一時本流に乗ったら6ノット以上に達して対地速度は13ノットを超えてしまいましたが、そこは関門海峡で十分に経験済み、落ち着いて乗り切ることができました。島原半島の瀬詰崎は、アッと言う間に後ろに遠ざかってしまい、また渓流下りの楽しい体験をすることができました。
その後の2ノット前後の安定した連れ潮に加え10ノット前後の安定したポートアビームの風でエンジン回転数を落とし久々の快適セーリング、またまたアッと言う間に茂木港に到着してしまいました。今日は何度「アッ」と言ったことでしょうか、速かった!。
港に入りフェリー桟橋の反対側の岸壁に14:50着岸、4時間40分の短いクルージングでしたが対水距離27.8NM、対地距離で33.2NMも走ってしまいました、すごい!!、平均対地速度が7ノットを超えましたよ!。ここは長崎半島の東側で、長崎市と背中合わせの静かな港町です、お風呂も食堂もありそう、これから出かけます。
次は長崎市内の「出島マリーナ」に向かうつもりです、天候の予報があまり良くないのですが、もしかすると涼しい航海が期待できるかもしれません。

 
            早崎瀬戸の潮流、本当はもっと凄かったけど写真を撮る余裕がなかった