6/17
プランプラからフレジュールへ向かい別ルートを散策

今日も弱い雨が降っています、フレジュールから下山するルートがいくつもあるので一昨日に続きブレヴァン行きのゴンドラでプランプラに登りました。
ゴンドラ乗り場前で日本人の熟年夫婦と一緒になり同乗することになりました、昨日パリからTGVを使ってシャモニー入りしたそうです。今日から5日間滞在するとのこと、ツアー団体と違ってユッタリと旅行する日本人もいるのですね。
今日はプランプラからフレジュール方面に約1時間行った所にある日本庭園の石庭を思わせる広場シヤルノンからシャモニーに向かって下山するコースをとりました。
一昨日の下山コースはほとんどか車道だったので歩きにくかったけど、今日のコースは林の中の登山道で斜度もあまりなくてハイキングコースそのものでした。
シャモニーの街に近づくと雨が強くなり、前から気になっていた韓国料理の店に飛び込み軽く一杯で今日の予定は終了です。
今日も天気が悪く良い写真は撮れませんでした。
明日は天候が好転しそうなので再度プランプラからフレジュールまで行き、さらに別の下山ルートを探索する予定です。

6/18
再度プランプラからフレジュールヘ、別の下山ルートを探索

8時前からエギュイユ・ドゥ・ミディ行きのゴンドラ乗り場に行き、30分ほど観光客の利用状況を眺めていました。今日の日本人ツアー集団は2組だけ、雲が薄くなっているのできれいな景色が見えるといいですね。
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時前にブレヴァン行きのゴンドラ乗り場に移動して始発のゴンドラに乗り込みました。20人以上の乗客が有ったけどプランプラからフレジュールに向かったのは私唯一人、しかも対向のハイカーには一人も出会いませんでした、出会う時の挨拶「ボン・ジュール」の発音が少し良くなりかけたのに・・・。
途中、モンブラン山頂の雲が晴れそうになるのにずっと晴れずしまい、フレジュールの展望台に着いて30分ほど景色の変わるのを見ていたら、一瞬だけモンブラン頂上が姿を現しました、写真をアップします。
フレジュールからは、まず自動車道路を下り1550m付近から登山道に入り、斜めにトラバースしてシャモニーに向かうコースをとりました。林間の緩いコースを小一時間も行くと突然フロリアの山小屋に出ます、まさに「花の館」と言っていいほど小屋は花に囲まれていて、正面にはモンブラン、エギュイユ・ドゥ・ミディ、モンタンベール、ドリュー、ヴェルテが一望に見渡せる素晴らしく景色の良い山小屋です。ここでコーヒーを一杯いただいてからシャモニーの街に戻ってきました。雲が低かったのがちょっと残念ですが、また訪れる予定です。
明日は直接フレジュールに向かい新たなコースのアンデックスからロック・ブラン辺りを探索する予定です、天候があまり思わしくないのが心配です。

  

  フレジュールからの下山途中にある沢山の花で飾られた山小屋、その名も「フロリア」

  
  やっと姿を現した4810mのモンブラン頂上

6/19
2350mにある小さな湖ラックブランヘ

朝から雨が降っています、UEKさんの車でフレジュール行きのゴンドラ乗り場まで送ってもらいました。今日からフレジュール行きのゴンドラが運行することになっています。
フランス人6人のパーティーと始発のゴンドラに乗りフレジュールヘ、さらにチェアリフトに乗り換えてアンデックスヘ、今日は気温が低くてとても寒い、さらに雨模様です。
アンデックスからトラバースしてラックブランに向かって歩きだしたのですが、すぐに雪渓に入りコースが全く分かりません,トレースも無く雪渓を登ったり降りたりと一時間ほどルートを探して奮闘したけど、雨が強くなったのでチェアリフト終点まで戻りフレジュールまで下山してきました。
今日はここから直接ラックブランを目指すことにします。たまたま神奈川から来たご夫婦と一緒になり雨の中を3人で黙々と1時間30分ほど歩き、まだ雪に覆われているラックブランに到着しました。ここでは雨が雪に変わり5
ととても寒く、山小屋に入って昼食タイムとなりました。
しばらく山小屋でユックリした後、もと来たコースを下山してフレジュールからゴンドラでシャモニーに帰ってきました。
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日前にシャモニーに着いてから毎日雨に会っています、ちょっと天候には恵まれていないようですね。
明日から一週間スイスのツェルマットに拠点を移します、ツェルマットは明後日から天候が回復する予報ですが・・・。

6/20
スイス・ツェルマットでの生活が始まります
今日から約一週間の予定でスイスのツェルマットに移住することになりました。
私の運転で4時にシャモニーを出発、2時間半でツェルマットに到着、久々の左ハンドルに最初は少し緊張しました。
今日のツェルマットの街は-4
と、とても寒い、フリースを着て防寒対策をしなければならないような天候です。
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時にツアーグループとホテル前で合流、13日と同じコースでシュテリゼーまでのハイキングです。
歩き始めから雪が降っていて、きれいな高山植物はうっすらと降った雪に隠れてほとんど見えません、周り一面真っ白です。
さらに濃い霧のためマッターホルンどころか近くのゴルナーの山も全く見えませんでした、残念!(ギター侍風に・・・)
雪が降っていてとにかく寒いので、皆さんゼーの周りを足早に歩き元のブラウヘルトまで戻って来ました。
お聞きするとユングフラウも見えなかったとの事、「これでまたここに来る理由が出来ましたね」などと冗談を交わしながら帰路に着きました。
グループと別れてから、シャモニーに戻るUEKさんとも別れ、宿舎に荷物を置いてから明後日のツァーの下見として登山電車でゴルナグラードまで往復、さらにゴンドラを乗り継ぎクライネマッターホルンまで行ってきました。
景色は全く見えず、かつてスキーで訪れた地を懐かしく周ってきました。
明日はフリーですが、明後日のツァーの下見のため、またゴルナグラードに向かう予定です


  
   クライネ・マッターホルン、氷のパラダイスで
6/21
ゴルナグラードそしてリッフェルゼー探策
8時前からゴルナグラード行きの登山電車乗り場で様子を見ていたら、8:00発の列車が出発するのと同時に待合室は日本人ツアーグループで一杯になり、次の8:24発の列車は99.9%日本人で占められました。5-6グループもあったでしょうか、当然ながら終点の3089mのゴルナグラード駅のまわりは日本人だらけでした。
残念ながら3500mより上には厚い雲が垂れ込めていてモンテローザ、リスカム、ブライトホルン、マッターホルン等は裾野だけが見える状態です。
それでも周りの景色を楽しんだ後、下りの電車に乗り込み、次のローテンボーテンで下車、リッフェルベルグまでハイキングです。
すぐに小さな湖リッフェルゼーに着きカメラアングルを考えて20分ほど待機していたら、一瞬正面のマッターホルンの頂が朝日に輝いて湖にも映り「部分、逆さマッターホルン」が見えました、一瞬の事なので写真は撮れずに、これまた残念!!、またチャンスも有るでしょう。
横浜からの熟年夫婦、若い台湾人カップルと前後しながら、リッフェルベルグから電車で下山してきました。
昨日に比べると確実に天候が好転しているので明日に期待しましょう。
6/22
           ツアーグループと一緒にゴルナグラード、クライン・マッターホルンへ
8時半にホテル前で27人のツァーグループに合流して登山電車でゴルナグラードへ向かいました。
天気予報では晴れになっているのにこのツェルマットの谷は厚い雲に覆われて登山電車の周りは何も見えません、ツアーグループの人達を皆せっかく景色の良い右側の座席に座らせることができたのに・・。
終点一つ前の駅、ローテンボーデンを通過してもまだ雲の中です、少し不安になっていたところ、終点のゴルナグラード直前の左カーブを回り始めたら列車は突然雲の上に出て周りの4000m級の山々が全て見えてきました。車中全員から歓喜の声と拍手が沸き起こりました、これで今日は一安心です。
約一時間皆さんは感動しながらここからの景色を楽しみ、雲の中ではつまらないからとリッフェルゼーのハイキングは取りやめることにして早目に電車でツェルマットに戻り昼食になりました。
午後はゴンドラを3機乗り継いで3883mのクライネ・マッターホルンへ、谷の雲はすでに無くなりマッターホルンばかりか全ての山々が姿を現していて全員興奮気味でした。
このところズーと天候が悪かったので何も見えずに帰る日本人ツァーグループが多かったのに、今日のグループは最高の景色を眺められて本当にラッキーでした。
途中会ったフランス人は4回目にしてやっと山が見えたと喜んでいました。
明日はシュバルツゼーからのトレッキングになりそうです。


  
   雲海上のゴルナグラード駅とマッターホルン
6/23
ツアーグループと一緒にシュバルツゼーをハイキング、そしてスネガ・パラダイスへ
雲一つない快晴です、窓から朝日に輝くマッターホルンが見えています。
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時にツアーグループとホテルで待ち合わせてゴンドラでシュバルツゼーへ、マッターホルン北側のトレッキングコースを下り、序々に視点が変わるマッターホルンと高山植物の写真を撮りながらの晴天下のトレッキングです。途中の小さな集落ツムトで小休止をしてツェルマットに戻りました。3時間ほどのトレッキングでしたが、皆さん歩き足りないようなので地下ケーブルカーでスネガからブラウヘヘルトに向かい、探策をしながら再度ツェルマットまで徒歩で下って来ました。
今日は一日中マッターホルンが見えていて、しかも刈り取り前のお花畑を堪能した一日でした。
明日は同じツアーグループと一緒に登山電車でゴルナグラードに行く予定です。


  
    ツムト近くのお花畑
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