6/17
フランス行きの準備完了?

梅雨のはしりのため6日の「金星の太陽面通過」はとうとう見られませんでした。
今日は湿度が80%以上と毎日湿気の多い日が続いています、ヨーロッパに行けばスッキリし過ごしやすい空気が待っている事でしょう。チケットを入手、持ち物・フランスへのお土産など色々とスーツケースに詰め込みました。
一昨年と同様に明日スイス航空でチューリッヒとジュネーブを経由してフランスのシャモニーに入り、9月上旬まで滞在してヨーロッパアルプスの山々を散策する予定です。時差があるのでアップした日付と内容が一日ズレるのですが、このブログに滞在中の様子を書き込みする予定です。景色の写真の大半は一昨年のブログとホームページにすでに載せてしまったので、今回は町の様子などの写真が主になるかも知れません。
そんなわけで霞ヶ浦でのセーリングはしばらくお休み、涼しくなり始めた頃帰国してから土浦をめざしてクルージングすることになりそうです。

6/18
チューリッヒ・ジュネーブを経由してフランスのシャモニーへ

7時に娘の運転する車で成田空港の第一ターミナルへ、これから旅行の始まりです。 空港の喫茶店で銀行の開くのを待ってからスイスフランをゲットし10:30分発のスイス航空LX161便に搭乗しました。チューリッヒ到着が15:40(現地時間、以後現地時間になります)

12時間のフライトは長い」と家内は閉口気味でしたが昔南周りで24時間かけて来た時の経験がある私にとってはそれほど苦痛なものではありませんでした。ソ連崩壊によってずいぶんと楽になったものです。
チューリッヒからスイスの国内便に乗り換えてジュネーブに到着したのが18:30、知人のMYZKさんが空港まで迎えに来てくれていました。彼の車でシャモニーのホテルまで送っていただき、チェックイン後3人で夕食に出かけました。この時期昼が長いので10時近くまで空が明るく、多少の時差ボケそれに旅の疲れも重なって酒のまわりが一段と早いようです。
これから約2週間かけて家内と一緒にヨーロッパアルプス旅行を続行します、明日まずは「エギュイユ・ド・ミディ」に行く予定。

6/19
シャモニー観光とハイキング

昨夜シャワーを浴びてやっとベッドに入ったのが11時過ぎ、飛行機の中で結構睡眠を取ってきたのに明け方までぐっすり寝てしまいました。
ここは30年以上前から幾度も泊っている駅前のホテル「ポイント・イザベル」です。7時半からの朝食をとっているとシュモニー在住のUEKIさんがアルプスの資料を色々と持って訪ねてきました、まる2年ぶりの再会です。
8時半にホテルを出てゴンドラ乗り場へ、標高1050mのシャモニーからまずは2317mの中間地点「プラン・ド・レギュ」へ登り、初めての家内の高山病を防ぐためここで30分くらい休憩してからゴンドラを乗り継いで3841mの「エギュイユ・ド・ミディ」へ。今日は雲が低くてアルプス最高峰の「モンブラン(4808m)」の山頂は雲の中、さらにイタリア側に行くテレキャビンは未だ運休中で国境の「エルブロンネ」まで行く事を断念する事になりました。それでも家内は初めてのアルプスの景色に大いに感激したようです。
ここを訪れる東洋人の観光客は相変わらず日本人ばかり、それに少しの韓国人がいました。国内では色々と不平を言っていますがやはり東洋では日本人が一番裕福な様子が外国に来てよく分かります。
ゴンドラで下山してからシャモニーの谷の反対側にある「ブレバン」ヘ、そしてすぐに折り返して「プランプラ」から「フレジュール」に向かってハイキング、所々に残っている雪を踏んで同じ等高線沿いのハイキングです。「フレジュール」とのほぼ中間地点のギリシャ庭園風の広場「シャラノン」から下山を開始して一昨年に幾度も訪れた花で飾られた山小屋「フロリア」で大休憩する事にしました。
山小屋の直前の登り坂で家内は疲れ切ったようですが、休憩後は小屋のたたずまいを楽しみ小屋のオーナーと一緒に写真を取ってから「プラの教会」経由でシャモニーの街まで戻って来ました。家内にとって今日は初日にしてはかなりきつい行動だったようでした。明日は車でイタリアの「アオスタ」までユッタリとした観光に行く予定です。

6/20
イタリアのアオスタ観光ヘ

ホテル「ポイント・イザベル」で朝食を済ませてからシャモニーの街中を散策、一通り回ってからホテルに戻って来るとUEKさんとMYZKさんがすでに迎えに来ていました。小雨が降る中モンブラン・トンネルを通ってイタリア側に抜けてさらに30分程走り古い街並みのアオスタに到着すると雨はすっかり上がって日差しがまぶしくなってきました。
趣のある街並みを散策した後、昼食を摂るためにまさに地元の労働者向けのような大衆食堂に入ったのですがここの食事が大変おいしくて安い
!!、大きくておいしいピッツァが5.5ユーロ(\550)、ペペロンチーノが6ユーロと他のレストランの半額程度で感激、感激、家内と一緒についビールを追加注文してしまいました。食事の後は町の中心にある紀元前のローマ時代に作られた地下回廊を見学して、さらに峠手前の「クールマイヨール」のきれいな街並みを散歩してから再びモンブラントンネルをくぐってシャモニーに帰って来ました。朝から雨模様なのでシャモニーの山へ行くのは早目に断念してイタリアに来たのですが、幸いにも雨に会ったのは車に乗っている時のみで十分にイタリアの街並み散策を堪能できました。
シャモニー到着後は明日行く予定の「モンタンベール」への登山電車の始発時刻を調べ、さらにスイスのツェルマットまでのチケットをゲットしてホテルにもどりました。
まだ時間が早く家内のお土産買いに付きあってから近くのスーパーで仕入れたワインと食材で今夜はホテルの部屋での晩酌する事にしました。
明日は朝一番の登山電車に乗って「モンタンベール」まで行き、「メール・ド・グラス(ガラスの海の意)」の氷河の中を散策してから電車でスイスのツェルマットに向かう予定です。

  
       イタリアのアオスタの町並み
6/21
シャモニーからツェネマットへ移動

今日は朝一番の登山電車で「モンタンベール」を往復してから、バスと電車を乗り継いでスイスのツェルマットに移動しました。

良かった事・悪かった事がいろいろとあった一日でした。

「悪かった事」

■その1 テレキャビンが動いていなかった事
せっかく朝早くモンタンベールに着いたのにそこから「メールドグラス氷河」の上に降りるテレキャビンか゜動いていなかった。氷河の中の回廊を期待していた家内のご機嫌が少し斜めになったのでコーヒーを飲んで気を紛らわす。

■その2 シャモニー針峰群に雲がかかっていた事
全体的には快晴に近い天候なのになぜか間近の針峰群の頭にだけ雲がかかっていてなかなか抜けない、こればかりは仕方がないけれど家内は下り電車の発車時刻ぎりぎりまでカメラを構えていました。気休めに一昨年に私が撮った写真を見せましたよ。

■その3 バローシンで間違ってバスから降りてしまった事
フランス側の鉄道が動いていないため振替輸送のバスでスイスに向かいました。国境のフランス側の町バローシンで停車した時に昨日切符を買った時にもらったタイムテーブルを見たらここで鉄道に乗り換えるような表記になっているではないか、慌ててバスを降りトランクから荷物まで降ろしてしまいました。
近くにいた女性駅員に「マルチーニ方面に行くのならで次のシャトラードで乗り換えだよ」と言われ、そういえば昨日の駅員もそんなこと言っていたのを思い出して大いにテレながら再びパスに乗り国境を越えてから電車に乗り換えました。少し恥ずかしい出来事でした。

■その4 ソーセージの値段が上がっていた事
ツェルマットの街角にて鉄板で焼いて売っているソーセージが6フランになっていた、たしか一昨年は5フランだったのに・・。でもこれがうまいんだ!!

「良かった事」

■その1 モンブラン山頂がやっと見えた事
サマータイムのせいで朝明るくなるのが5時くらい、東の空が空いているほかは全天曇り空だった。次第に西方にある晴れ間が広がって行き、7時になるとほぼ快晴になりました。ここに着いてからずっとモンブランの山頂だけが顔を出していなかったので、家内にとってはここを去る直前に主峰を見る事が出来、まずは良かったよ。

■その2 予定より早い時間にツェルマットに到着できた事
「メールドグラス」のテレキャビンが動いていなかったため早目にシャモニーにもどり予定より2時間前の振替輸送のバスに乗れたので、シェルマットには15:13とすごく早い時刻に到着できました。気分的に楽な気持ちで家内にツェルマットの町の様子を案内することができました。

■その3 半額チケットをゲットした
今日は今回初めてスイスの国鉄に乗るので「マルチーニ」の駅で一年間有効の「全線半額パス」を購入しました。170フランですがこれで国鉄だけでなく高額な登山電車やロープウェイもほとんど半額になりすぐに元が取れそうです。

こう列記したみると悪かった事の方がまだまだ多く思いだされ、良かった事は少なくなってしまいます。でも実際には良かった事の方が多かったはずなのにね。

夕方から予報どおり雨が降ってきましたが明日は良い天候が見込めそうなので登山電車で「ゴルナグラード」まで行く予定です。

6/22
4000m級のアルプスの山の景色を堪能

日本人観光客で満員になる一本前の8:00発の登山電車に乗り込みました、それでも電車の中は日本人だらけ。ツェルマットの谷は薄い雲に覆われているのですが空は明るくて終点まで行けば山々は必ず見えるはず、案の定2つ目の駅「リッフェルアルプ」を過ぎ電車が右にカーブするとマッターホルンが見え出して歓声が起こりました。
終点の「ゴルナグラード」からは
360度のパノラマを楽しみ、ユックリとコーヒーを飲んで「リッフェルゼー」をハイキングしてから下山。すぐにロープウェイで「クライン・マッターホルン」まで、途中で昼食をとったり散策したり・・、有効に一日を使うことができました。
「シュバルツゼー」のレストランでマッターホルンを間近に見ながら食べた昼食の「ロシュティ」は美味かった、「ロシュティ」とはジャガイモを細く切ってアレンジとしてハム・野菜・卵などを乗せて鉄板で焼いた郷土料理で、それほど高価ではないのでお勧めです。

  
     マッターホルンの目の前のシュバルツゼー・レストラン
   
ロシュティがうまかった、もちろんビールとワインも

6/23
午前中はハイキング、午後は昼寝とショッピング

ホテルのネットへの接続がうまくいかなくてここ二日間のブログアップに手間取ってしまいました、次のエリアに移動した後も同様の事が起きるかも。
朝はユックリと日本人ツアーグループの動向を見ていました。相変わらず大量の日本人グループが登山電車の駅に入って行きました。昨日よりも雲が少ないので皆さん景色を堪能できる事でしょう。
日本人の波が一段落するのを見届けてから、地下ケーブルで「スネガ・パラダイス」へ、その上のゴンドラが運休しているので小さな湖「ライゼー」を周り、「フィンデルン」の集落を通ってツェルマットまで下りて来たのが昼前、近くのテラスで昼食をとりホテルで昼寝をしたのち家内の付き合いでショッピングに出ました。
私の感じでは町中の観光客の約3割が東洋人、そのほとんどが日本人で少しの韓国人が見受けられます。中国人観光客は本当に珍しく、一昨年はほとんど見られなかったけど今年は少し増えたような気がします。
あと2泊ここに滞在する予定です。