7/01
ツェルマットでガイドをしてからフランスのシャモニーに移動

予報では今日は雨模様、朝から少しだけ降ってきました。午前中はなんとか雨に会わずに済みそうな空模様ですがいつも正面に見えるマッターホルンはすっかり雲に隠れています。
7時に私が泊っているホテルの隣にあるアンバサダーホテルで16人のグループに合流し、今日も地下ケーブルカーでスネガ・パラダイスへ行きフィンデルンの村を通ってツェルマットの町までのハイキングです。このコースではいつも目の前にあるお目当てのマッターホルンは今日はズーと雲の中、でも幸いにハイキング中なんとか雨は降らずお花畑がきれいだったし脱落者も出ずに皆さんそれなりに楽しめたようでした。
駅で次の訪問先に行くため電車に乗るグループを見送ってお別れしました、聞けば昨夕8時頃ここに到着して街中も見ずに次の町へ移動して行ったようです。
別のグループをガイドしているUEKIさん、MYZKさんを駅前で待っている間、時折少しだけ弱い雨が降ってきました、これから天候は確実に下り坂です。
12時過ぎに車でツェルマットを出発するとが強くなり強風も吹いてきました、国境を越えてフランスに入るとこちらも雨、2時間半かけて十日ぶりに雨のシャモニー戻ってきました。
夕刻に町のテラスで食事をしていると40代と60代と思われる女性2人が隣の席に着いて食事を始めました。最初は親子かな(?)と思いましたがお話を聞くとそれぞれにここに住んでいる者同士のお友達だそうで、食事の美味しい店の情報や一昨年に何度か食事に行った韓国料理の店がクローズしてしまった事などの情報を提供していただきました。もしかしたらまたお会いすることもあるかも知れません。
明日は朝早くまたツェルマットに向かう予定です。

7/02
今日は完全に雨模様

早朝、雷鳴が轟いていました、今日一日最悪の天候のようです。
5時に車でシャモニーを出発し2時間半ほどでツェルマットに到着、やはり雨が降っています。ホテルでツァーグループに合流してリッフェル湖のハイキングをしたのですが、雷がゴロゴロと鳴り時々突風が吹いてくるので急遽いつもより短いコースに変えてハイキングを終了、少し早い時刻にツェルマットに戻ってきました。
ここにツアーに来る人達はたまに若い人(新婚旅行のカップル)が混じっていますがほとんど60歳、70歳代です、登山電車の車窓から見える「アルペンローズ(ツツジ)」の説明がてら「日本には昔コロンビアローズがいました」と話しをしたら皆さん「東京のバスガール」の歌を合唱してしまいました。目的の山は全く見えなかったのに本当に明るく旅行を楽しんでいる皆さんでした。
ツェルマット駅前でガイド終了のご挨拶をしたら皆さんから握手攻め、天気が悪かったのに喜んでいただけたのが嬉しい半日でした。
明日は天候回復に向かっています、また同じコースをガイドする予定。

7/03
晴れましたよ

ここ二日間とは違って今日のツェルマットは晴れ、今日のグループの皆さんのテンションはかなり上がっています。定番のリッフェルゼー・ハイキングの間ズーと4000m級の山々が見えていて、さらに「逆さマッターホルン」の写真も撮れて興奮状態でした。
ガイドを終えて車で下山、UEKさんが明日のリーデルアルプのガイドに入るのでマッター谷出口のフィスプで車から降りてMYZKさんと一緒に鉄道を使ってシャモニーに向かうことになりました。
フィスプの町でビールとおつまみを買い宴会状態でマルチーニまで、乗り換えの合間にまた駅のショップでビールを買い足してシャモニー行きの電車でまた宴会、すぐに検札が来たと思ったら若い女の子が「旅行の目的や料金はいかがですか」と質問してきました、多分観光局あたりが市場調査をしている様子、一応「スイスの鉄道の料金は高い」と答えておきましたけど、私は一年間有効の半額チケットなので、本当はそれなりの料金かなとも思いましたが・・。
続いて本当の車掌が検札に来ました、チケットを見せると何やらフランス語で文句を言って来ました、MYZKさんがフランス語で対応すると、どうやらチケットに印字してある「有効期限831日というのがおかしい」とのクレームでした。今日は73日、「こんな長期間の有効期限はおかしい」とのこと、でも昨日買ってもう一枚のチケットでフイスプからマルチーニまですでに乗って来たのを示して「発券時の印刷間違いたよ」と強く主張をしたら車掌も認めざるを得なくなり有効期限の所に手書きで新しい日付を書いてくれましたが、これがまたおかしい!!、「6月31日」と修正してあります、今日はもう7月なのに、しかも6月に31日はあり得ない・・・。再度間違いを指摘して修正してもらいお互いに笑って済ませました、スイス国鉄はしっかりしているのかいないのか全く分からなくなってしまいました。
相変わらずこの路線はフランス側の鉄道が運休しているので2週間前と同様にスイス側の国境の駅シャトラードで振替運行バスに乗り換えてシャモニーの町に戻ってきました。
明日はガイドが無いので白い湖「ラックブラン」までのコースの下見にいって来ようと思っています、多分まだ雪がたくさん残っている事でしょう。

7/04
ガイドはお休み、ラックブランに行ってきました

少し雲があるけどモンブランが良く見えています。
今日はバスで「プラ」まで行きゴンドラで「フレジュール」に登り、さらにチェアリストで「ランデックス」まで来てハイキングの下見を開始しました、8日にガイドする予定が入っています。
日本のニュースでは九州の大雨による水害と夏の暑さを伝えていますが、こちらは昨日から涼しくなっています。シャモニーでは気温が22℃、ここランデックスでは少し寒いくらいで所々に雪が残っていますが一昨年の同時期よりは残雪が少なくて歩きやすくなっていました。
白い湖「ラックブラン」では30人くらいの日本人グループが登ってきて弁当を食べていましたので「こんにちは」と声を掛けたら驚いたように「日本の方ですか?」だと、すぐに日本語で「はい」と答えました、西洋人に見えたのでしょうか、決してそのような事はないと思うのですが・・・。。
2350mのラックブランから1000mのシャモニーに下山の途中2週間前に家内と訪れた山小屋「フロリア」に立ち寄ったら、そこの女主人が「Nice tomeet you again!」と私の事を良く覚えていてくれました嬉しい!!、この山小屋は一昨年にも時々訪れた花で飾られた山小屋でモンブランビューの絶好ポイントです、今後も幾度か立ち寄ることがあるでしょう。
今日のコースは登り下りがあり少しはダイエットに効果があったようです。
明日から3日間スイスのツェルマット滞在になる予定。

  
      ラックブランではようやく雪解けが始まっていました

7/05
シュバルツゼーからツムト経由のハイキング

スイス・ツェルマットの高山植物の花がきれいなコースを22人のグループと歩いてきました。
一昨年のこの時期は午前中には好天で暑くそして午後に夕立があるような夏の気候でしたが、このところ気温の低い日が続いていて今日も午前中から弱い雨が降っています。途中から皆さん雨具を着てのハイキングとなってしまいました。それでもかわいい高山植物の群生地を楽しめたようです。
途中放し飼いの牛の群れがハイキング道をふさいでいて、こんなに近くで放し飼いの牛を見る事のない私達には少し恐怖を感じ牛を刺激しないようにソロリソロリと通過する一幕もありました。
明日は午前と午後の二回、定番のリッフェルゼーのハイキングをしてまた駅前のバンホッフホテルに泊ります。

7/06
                      今日はとてつもなく寒かった
朝雨が降っていて7月に入ったというのにすごく寒い日で、万一の為リュックの底に詰め込んでいたフリースを初めて着ました。
3100mのゴルナグラードではヒョウが降り、終日顔を出さなかったマッターホルンの下部も昨夜雪が降ったようでウッスラと雪化粧しています。午前中はプライベートの女性二人組、午後は昨日の22人のグループをゴルナに案内してからリッフェルゼーのハイキングのガイドをしました。
今日もツェルマットの山は日本人で溢れかえっていましたよ。
天候は回復基調にあり午後からは日差しが出てきたので明日はかなり良くなりそうな気配です。

   
     日本人でいっぱいのリッフェルゼー周辺の様子
   天気が悪いのにもかかわらず、リッフェルゼーは100%日本人が集まっていました。
   画質が悪くてゴメンなさい、雰囲気だけ見てください。


  
        リッフェルベルグ駅
  午後になってハイキングを終了した日本人がリッフェルベルグの駅から電車でどんどん下山していきます。

登山道を駆け下りるマウンテンバイク達、沢山見られます
7/07
スイス・ツェルマットにある「日本橋」

サマータイムの関係で朝5時にようやく明るくなりかけます、駅前のホテルに滞在していますと日本人の団体が薄明かりの中続々とホテルの前を南に向かって歩いて行きます、ここから600m程南に行ったところにあるフィスプ川にかかる橋をめざして日本人が集結しています。皆さん早起きをして朝日に光る「マッターホルンのモルゲンローテ」をカメラに収めようとして集まっているのです。
この橋から見る「マッターホルン」の形はポスターになるほどの絶好の撮影ポイントなのですが、毎朝日本人の群衆で身動きできないほどになっています。人呼んで「日本橋」、でも特に今年のツェルマットは建設ラッシュであちらこちらにクレーンが立っていて必ず画面に入ってしまいます。もう少し下流(北側)の橋から撮った方が今年は良い映像が撮れるのに・・、
今日は冷たい風が強かったので湖面に写る「逆さマッターホルン」は見えませんでしたが、快晴でほぼ全部の山頂を見ることができました。大阪から来たグループに満足していただいてから車でフランス・シャモニーにもどりました。

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