7/22
今日はモンブラン山系が全て見えていた

ラック・ブランへのハイキングはどのハイキングコースよりもきついコースなので、最初から3人がリタイヤ、添乗員を含めて10名の少人数グループになりました。
コースはいつもと同様にランデックスまでゴンドラとチェアリフトで行きランデックス⇒ラック・ブラン⇒フレジュールと大人気のハイキングです。度々谷間から雲がわき出て姿を隠したり現したりする「モンブラン」や「グランドジュラス」、「ベルテ」などシャモニーの谷を挟んで望む雄大な景色に一気一憂しながら皆さん一生懸命にシャッターを切り「ラックブラン(白い湖)」に向かいました。麓のシャモニーの町から見ると、モンブランの山頂が奥にみえるので一番低く見えます、皆さん手前の丸い峰を山頂と勘違いしてホテルの窓から写真を撮っていたようですが、ここまで登るとさすがに主峰が空高くそびえているのが良くわかったようです。
気温は低くて少し立ち止まると冷えてきます。8日に来た時には10ヶ所あった残雪もほとんど無くなりコースは一段と歩きやすくなっていました。
皆さん景色を楽しみ、疲れもせずに麓のプラの教会まで戻りチューターバスでガリアンズ湖を散策して今日のハイキングを終了しました。聞けば「ユングフラウ」も「マッターホルン」も全て見えて明日ベルン、チューリッヒ経由で帰国するそうで「百点満点の旅」だったそうです、良かったですね。

  
      チーズ・フォンジュ
ここシャモニーはフランス国内ですが、スイス国境まで車で20分程の場所なのでおいしいチーズフォンジュが食べられます。パン、ハム、サラミ、シュペック。ピクルスなどにとろけたチーズを絡めて食べます、一緒に飲む冷えたビールがこれまたうまいのだ!!
7/23
寒かったぁ!!

夜晴れていたので放射冷却の影響でとても寒い、手袋をしないと手がかじかむほどです。
地下ケーブルカー、テレキャビン、ゴンドラを乗りついで3103mの「ロートホルン」に着くと東からの風が強くさらに寒い、山々の案内を早々に済ませてゴンドラ乗り場の建屋に逃げ込みました
「逆さマッターホルン」の見える「シュテリ・ゼー(シュテリ湖)」でも強風が吹いていて水面には白波が立っています、風上の湖岸に周ると少しだけ波が小さくて時折山頂が写っていてました皆さんそれだけで感激していました。
ちなみに「ゼー」は「see」とつづり英語の「sea」と同じ語源で「海」または「湖」の意味です。
今日は本当に雲一つ無い快晴でしたが、気温が低くて風の強い日でした、もう本格的な夏の来るのは望み薄のようです。

   
   シュテリ・ゼー 
  風が強かったのでかえって湖面がきれいな色でした。
7/24
久しぶりに何の予定も無いオフ日です

窓からモンブランを見ると今日も山頂まで良く晴れています。
あまり溜まっていなかったけど衣類の洗濯をする事にしました、こちらでは空気が乾いているので、窓を開けて風を通しながら室内に干していてもすぐに乾くのですごく楽です、昼には日本から持って来た冷やし中華を作り、ソーセージを温めて昼食、今日は動かないので一日一食で簡単に済まします。
インターネットで日本の新聞を読み、7時間時差のある日本のテレビを見て過ごしています、30年前には考えられません、まるで日本にいるような感覚です。
明日は17人のグループと定番のリッフェルゼーをハイキングする予定です。

7/25
今日はフリースが不要でした

定番のツェルマット・リッフェルゼーのハイキングでした、一昨日と比べても10℃近く気温が高くて、しばらく離せなかったフリースの重ね着は不要でむしろ半袖シャツでもいいくらいでした。
ハイキングコースは相変わらず100%日本人の行列、それに渋滞、でも以前に比べると少しだけ日本人の数が少なくなってきた気がします。やはり夏休みに入った影響でしょうか。
それにしても日本人の経済力の豊かさをこの地に来て実感させられました。一方では「ワーキング・プア」だとか「働くよりも働かずに生活保護費を支給された方が手取りが多い」だとか若年層には暮らし難い状況もあるようですが・・、豊かな年寄りが多いのでしょう。
一時涼しかった関東地方も、真夏日と熱帯夜が続く気候になった様子で、こちらの涼しさからは想像できません。

    
      「逆さマッターホルン」を見ようと集まった日本人たち
  「リッフェル湖」の周りにはざっと数えても130人以上はいたでしょうか、
  次の電車からも続々と日本人が降りてきます。

7/26
「なでしこJapan」が初戦カナダ戦に勝利しました

サッカーは対戦カードが多いのでいつもオリンピックの開会式の前から試合が始まります、1996年のアトランタオリンピックでも遠く離れたマイアミで日本男子がブラジルに勝ち「マイアミの奇跡」とマスコミが大騒ぎしていたのを当時仕事をしていたアトランタの「プレスセンターMPC」で見ていました。
昨夕テレビを見ていたらロンドンオリンピックの女子サッカーの初戦が始まりました。
インターネットのテレビなので詳細なボールの動きをとらえることができませんでしたが、絶妙なパス回しでカナダチームを圧倒している様子が良くわかりました。結果は2-1で試合内容ははるかに相手の上をいっていたと思いました。
明日もOFFなので今夜の男子サッカー放映を是非視聴します。

7/27
                 男子サッカーも初戦のスペインに勝利
昨夜オリンピック男子サッカーの対スペイン戦がグラスゴーから放映されました。
なでしこのカナダ戦とは違い圧倒的にスペインにボールを支配されていたにも関わらずスペインのシュートはほとんど見られず、守備の固さで勝ち取った勝ち点3でした。
「グラスゴーの奇跡」と言われるのでしょうか、でもかつてより確実に日本の実力が上がってきているように思えました。それにしても日本はロンドンオリンピックで絶好のスタートを切ったようで、これからの放映が楽しみです。
今日もガイドはOFF、徒歩で2Km弱の所にある「カルフール」まで行き食料の買い物をして戻って来ましたが、気温は25℃を超えて汗をかいてしまいました、酷暑の日本から比べればまだ涼しいほうでしょう。。明日からは今日よりも5℃以上涼しい日が続くようです。
7/28
フリースと雨具を着こみ完全装備で3140mの展望台へ

予報どおりに朝から雨、ツェルマットに着いてグループとの待ち合わせの10:30まで、バーンホッフホテルのロビーで待っているとさらに強く降ってきました。上下とも雨具を着て完全装備で待ち合わせ場所の登山電車の駅へ。
7月も夏休み期間にはいると客層に変化が見られます、一気に日本人グループの数が少なくなりました、今日のグループは全部で17人、いつもの熟年層の人達に加えて小学生が3人、多分夏休みに入ったお孫さん達を連れて一家で来たのでしょう、子供が混じっていたのは初めてです、それに新婚のカップルが一組とアットホームな雰囲気の一行です。
登山電車に乗り込む頃には空が明るくなり弱い日差しが差すほどに回復しました。4000m以上は相変わらず雲に覆われていましたけど、それぞれの山の裾野と氷河が良く見え、あきらめの境地だった皆さんの顔がほころんできました。雨のやんだゴルナグラードの展望台でひととおり4000m級の山々を案内しハイキング無しで昼食のツェルマットにあるレストランまで案内して今日のガイドは終了です。
UEKさんがツェルマットに留まるので2年ぶりにこの地で車を運転して久しぶりの右側通行に少しだけ緊張しながらシャモニに戻ってきました、国境を越える頃にはまた雨が強くなりフランス側はしっかり雨です、スイス側は予報が外れでフランス側では予報どおりの一日でした。
「なでしこJapan」はスウェーデン戦で引き分けたようですが、勝ち点を4として他のグループの状況から決勝リーグへの進出が確定したようです。
明日の予定はラックブランへのハイキング、午前中の雨の予報が気になります。

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