7/29
昨日からの雨が上がりました

私は6時に起床したので分からなかったのですが、5時頃雷が鳴って強い雨が降っていたとのことです。相変わらず降っている強い雨に今日のシュモニーのラックブランのコースはちょっと心配になりました。
今日のグループと7時半にホテルで待ち合わせて完全装備でゴンドラに乗りフレジュールまで登ると雨がやみました、これも予報どおりです。最初は雲の中のハイキング、次第に雲がとれ薄日も射してきて時折モンブランの山頂が顔を出してまずまずのツァーになりました。
ガイド後は明日のツェルマットのガイドに備えるため車でツェルマットに移動して久々にバーンホッフ・ホテルに泊ることになりました。夕方の5時にツェルマットに到着、日はまだ高いので町を歩いてみると以前に比べて町中を歩く日本人観光客の数が少し減って代わって韓国人が目立つようになった気がします。
今夜はジャガイモの家庭料理の定番「ロシュティ」が食べられるのが楽しみです、ダイエットは今夜だけお休みします。

7/30
ツェルマットは絶好の天気になりました

いつものようにバーンホッフホテルのテラスで朝のスープを飲みながら空を見上げると全面の雲、でも明るいのでこの深い谷に雲が垂れ込めていて上空は晴れているようです。登山電車の駅に設置してある3100mからのライブカメラのモニターを見ると雲は2500mまでで全ての山頂が見えています。グループの皆さんにはその事を告げずガイド開始、案の定登山電車が雲海の上に出ると車輛全体から歓喜の声が湧きあがりました。
今日のグループは非常にユッタリとしたスケジュールで動いているので展望台で十分展望を楽しんテいただいた後、時間をかけてハイキング、そして昼食後には皆さんの要望でスネガの展望台へ、一部はシュテリゼーへのハイキングを敢行、今夜もここに留まるグループは終始ゆっくりと時間を使っていました。
ガイド終了後は電車でシャモニーに帰ることになりましたが16:13分の電車を逃したため16:39分の電車に乗り、フィスプ、マルチーニで乗り換えのて旅になったのですがマルチーニでの接続が悪く50分も待ち時間ができて結局シャモニーに着いたのは9時半、5時間もかかってしまいました。
明日はプライベート旅行者のガイドなのでシャワーを浴びて早く寝ることにします。

   
      シュテリ湖付近の湿地に咲くワタスゲ
7/31

シャモニーも絶好の天気

今日のグループは全くのプライベート旅行のご夫婦で、日頃は毎日が分刻みのお仕事をされていて、年に一度は時間に追われないご夫婦だけの旅行をノンビリと楽しむことにしているそうです。
空には雲一つない快晴、シャモニーからゴンドラを乗り継いで3842mのエギュイュ・ド・ミディへさらにイタリアとの国境のエル・ブロンネまで約1時間程のゆったりとした往復の氷河の上空散歩、もうこちらはバカンスの時期になったので西欧人の観光客ですごく混んでいて、いつもはすぐに乗れるゴンドラも整理券でコントロールされる状態でした、でもお二人は時間がユッタリと流れるのを楽しむように過ごしていました。こういう形態の旅行を他の日本人ツァーは全く理解していないようです、むしろ時間に流される事を快感に思っているのでしょうか?、忙しい日本人ですね。
ほぼまる一日かけてこのご夫婦にはモンブラン周辺の景色を十分に楽しんでいただきました。
明日は足の不自由な奥様に配慮しながらご主人のハイキング欲にうまく答えるような段取りを考えなければ・・・。

  
        最高の景色を楽しみました
イタリアとの国境のエル・ブロンネ間のゴンドラからの景色、左奥が三大北壁の一つグランドジュラスの北壁(Grandes Jorass 4208m) 、右端の岩稜が「巨人の歯(Dent du Geant 4013m)

  
        3842mの展望台から
  下のテラスは3776mで富士山とほぼ同じ高さ、さらに下に見えるのはシャモニーの街(1000m)です

8/01
今日からしばらくはオフ

早くも8月に入りました、朝夕は涼しいのでとても日本の酷暑は想像できません、アメダスデータを見ると千葉は27℃ととても暑い熱帯夜のようです。
やはり7月下旬も過ぎると日本人ツアーが減ってきているので、次に7日にラックブランに登るまではガイドの予定がありません、昨日はほとんど歩かなかったのでダイエット中の私は今日プランプラ(2000m)からブレバン(2525m)の展望台を往復してからフレジュール(1894m)まで約2時間のコースをノンビリと歩くことにしました。
案の定途中で昨日のご主人と会うことができ同行することになりました、足の不自由な奥様はホテルでくつろいでいるそうです。快晴でずっとモンブランの山並がみえています、聞くとご主人は75歳とのことですが、しっかりとした足取りでフレジュールまで景色と高山植物の写真を撮りながら山歩きを楽しんでいました。
フレジュール到着後は軽く昼食をとってからチェアリフトでランデックス(2396m)を往復、約一カ月ぶりのフロリアの山小屋(1350m)に立ち寄り、プラの教会(1060m)でドリュー(3754m)をバックに写真を撮り、シャモニーの町までとほぼ一日ご主人とご一緒してしまいました。
シュモニーの町に帰るとすごく暑い、でも25℃くらいですけど・・、早速シャワーを浴びて今日の行動は終了です。
今日は結構動いたので明日からは少しノンビリとする予定でいます。

  
         シャモニーのハイキングコース
     シャモニーのハイキングコースでは日本人のツアーグループは見かけません。
   ほとんどが西洋人のハイカーです。地元と思われる小学生のグループも歩いていました。
  

8/02
オリンピック観戦日

予想よりもメダル獲得数が上回っているようです。でも柔道陣は不振、水泳の北島は立石にメダルを譲ることになったようで世代交代の時期なのでしょうか。
インターネットのテレビで国際放送センター(IBC)からの映像を今は単なる観客として試合を楽しみながら観戦できますが、かつてアトランタ(1996)や長野(1998)で慌ただしく仕事をしていた頃を思い出しました。当時はオリンピックの運営自体がうまくいくかどうかに着目しながら見つめていました。
このところ日がくれるのが早くなってきました、以前は10時くらいまで明るかったのが9時を過ぎるころには暗くなり始めます。しばらくはガイドの予定が空くので残りのオリンピックゲームを楽しむ事にします。

  
       シャモニーのハイキングコースに咲く「ヤナギラン」

8/03
           「なでしこJapan」がブラジルに勝ちました

これで準決勝進出が決まりです、ブラジルの巧みなパス回しにほとんどボール支配されていましたけど守備の良さで有効なシュートを打たせず、スキに乗じてきれいに得点をしていました。
2年ぶりに和食レストラン「さつき」に行って昼食をとりました。私の船の名と一緒なのでなんとなく懐かしいシャモニーのレストランです。相変わらず何組もの日本人ツアー客でにぎわっていました。結構西洋人も多く食事に訪れる店です。
朝晩は涼しいけど午後になると暑くなってきます、スーパーで水と食材を買って歩いてきたら少しだけ汗をかきます、でも日本の酷暑に比べれば何十倍も過ごしやすい天候です。

8/04
日本男子サッカーも準決勝進出

バドミントン女子ダブルスの藤井・垣岩組、それにアーチェリーの古川が銀メダルを獲得、サッカーも連日の快挙でますますオリンピック観戦が楽しみになりました。日本で観戦していると寝不足になるのでしょうが、こちらでは2時間の時差で観戦できます。
7月も下旬に入ってから日本人観光グループが激減して何も予定の無い日が多くなっているのでお陰さまでオリンピックをユックリと観戦できる日が増えています、ただしインターネットで日本の放送を見ているので画像が荒いのが難点ですが・・。
このところ夕方に、ただしこちらの時間で午後8時頃になると決まって雷を伴った夕立があります、気温が低くなってきているのに日中の日差しの強さで上昇気流が発達するためと思われます。その上昇気流をとらえて連日10機以上のパラセールが上空を飛んでいます、先日のお客さんに「ENDさんもこちらに居る間にパラセールを習得したら」と言われましたが、これ以上遊びの種類を増やすつもりはありません。
そろそろこちらアルプスでは秋の気配が近づいてくる様子です。

   
       モンブラン(4808m)
    シャモニーの谷を挟んだプランプラ(2000m)から見たモンブラン

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