7/13
中央の公園では今日もフリークライミングの大会が開かれています
 
  
   世界中から集まってきたクライマー達がマイナス30度のオーバーハングに挑戦していました。
7/14
オフの山歩き、フロリアヘ

9時にまだ夜の冷たい空気の残る町を通り抜け、顔なじみになったいつものパン屋で朝食用のクロワッサンを一個1.1ユーロでゲットしてフラフラと花の山小屋「フローリア」まで登ってきました。いつもながら落ち着ける山小屋のテラスでモン・ブランを正面に眺めながらビールを一本、こちらのビールは250cc330ccの小さなビンで日本のような大ビンはありません、ほとんどコーラを飲むような感じで一気に飲めます。
このところ晴天が続いているためだけではないのでしょうが、山小屋のご主人は大変ご機嫌でした、私はビール一本をご馳走になってしまいました。
明日はスイスのツェルマットに行きスネガからロートホルンに登る予定になっています。

  
     「フロリア」の庭先
7/15
ツェルマットのロートホルンヘ

「ロート」はドイツ語で「赤い」ということ、英語の「RED」と同じ語源です、「ホルン」は角のように尖ったもので、「山」とか「XX峰」、「XX岳」という意味に使われているようです、したがって「ロートホルン」はさしずめ「赤岳」ということでしょうか。ほかに「チナールロートホルン」も近くにあり、こちらは「チナール村の赤岳」の意味のようです。
今日はこちらに永住しているSITさんも加わって3人でツェルマットに向かいました。
7時過ぎにツェルマットに到着し、私は旅行社から連絡のあったホテルに行きましたがグループがいません、クロークに聞いてみても「そんなグループは泊まっていない」とのこと、仕方なくスネガ行きケーブルカー駅に行くとそこで担当するグループに合流することができました。泊まっているホテルが全く別のホテルだそうで、こんな事は今までで初めてです。
今日も天気は快晴でスネガ、ブラウヘルド、ロートホルンと登って行き周囲の山々を見てから、途中ハイキングをして昼前にはツェルマットに降りて来て今日は終了です。
月初以来準備はしているもののフリースを着ることが全く無くなりました、まさにこちらの盛夏というところです、でもロートホルン周辺には例年に見られない雪が残っています、今年は高山植物の開花も少し遅れているようでした。
明日はリッフェルぜーに行く予定です、天候が下り坂なのがチョット心配です。

7/16
リッフェルゼーへのハイキング

  
     アルプス第二の高峰「モンテ・ローザ(4634m)

定番コースのハイキングです、皆さんリッフェルゼーに映る「逆さマッターホルン」を目当ての一つとしてこのツアーに参加しています。
「逆さマッターホルン」が見られる条件、
   1.天気が良くてマッターホルンが直接見えている事
   2.風が無く水面に波が無くて鏡のようになっている事
   3.波を立ててここで泳ぐ.バカなやつがいない事

今日は少し風があり微かに波がありましたが、水辺に近寄って波の少ない水面の部分にカメラを向けたら良く映っていました、まずは満足したことでしょう。
午後は雨の予報でしたが昼時になってマッターホルンの周りに若干の雲が湧いてきた程度で済みました。
フランスのシャモニーに戻ってからも晴れ、夕方の8時を過ぎてから雷とともに強い雨が降ってきました。明日から3日間くらい同じような天気が続きそうです。

7/17
シャモニーの休日

  
     シャモニーの街では歩道の所々にこのような花が飾られています。

昨日のグループが2時にエギュー・ド・ミディに登る予定なのでゴンドラ乗り場でお会いしました、雲が多くて山頂は雲に隠れています、うまく雲が流れて見えると良いのですが・・。
今日は午後の5時に雷雨がありました、気温が上がっているのでここ数日間は夕立があるようです。

このブログは「さつきの航海日記」というタイトルなので、当初はヨット「さつき」でロングクルージングをするときの記録帳として開設しました、しかし2011年の大震災による津波で「さつき」は行方不明、代わって今ではヨット「さつきJr」でセーリングを楽しんでいますが、なにしろセーリング水域が霞ヶ浦の西浦の限られた水域なので、数日にわたるクルージングはまずありえません。そのために私「さつき君」の旅行記にと趣旨が変わってきています。
ニュージーランド旅行や国内の観光旅行、そして毎年夏のアルプス滞在記など、思いついたまま載せることに変化してきました。いずれにしても私の日記帳としての意味合いが強くなっています。
行く先々の風景などをできるだけ多く載せたいと思っています、勝手な事も書きますが私個人のたわごとと思って、行ったことのない場所の情景を楽しんでください。
7/18
                         雨の一日
朝日がモン・ブランの山々に射していたけど、すぐに雲に覆われほぼ一日中山は姿を見せていません、午前中から雨が降りだしました。
日本では三日周期で天候が変わりますが、こちらでは一週間、あるいは十日単位でユックリと変化します。その為か天気予報がよく当たります。
久しぶりに衣類の洗濯をしたので部屋の中が狭くなりました、外が雨でも湿度が低いので部屋干しですぐに乾きます、明日も雨模様のオフです。

  
    
双子の山にはふたご座の星の名前が付いています、左がカストル(Castor 4223m) 
     右がポルックス(Pollux 4092m)です。
7/19
今日も曇りがち

いつものように朝にはモン・ブランが良く見えていますが、すぐに雲に覆われてしまいました。
今年はガイドの仕事が少なくて、続いているオフの日々をネットで日本の新聞を読んだり、次のガイドの場所を確認したり、父・祖父や曾祖父の伝記をまとめたり、さらには6年前の日本一周した時の記録を懐かしく読みなおしてみたりして過ごす事が多くなっています。
午後には観光客の動向を観察するため町に出ました。平日でもあり天候がイマイチのためなのかゴンドラ乗り場には人の姿が少なくて寂しい感じでした。
帰り道にスーパー(こちらではプチ・カジノ)に立ち寄り、若干の食料を購入して店を出ると空が真っ暗です、500mくらい先の家まで早足で急いだけど、寸前で雨が降ってきました、家に入ってからは水しぶきが立つような強い雷雨がしばらく続きました、間一髪で濡れずに済んだようです。
明日からは天気の良い日が続きそうです。

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