8/03
日本への帰国までの予定を確定しました

今日は雲が多く、一日中モンブランの山頂は姿を現しませんでした。午前中にエギュ・ド・ミディに登った昨日のグループの方達はさぞかしがっかりしている事でしょう。
予定どおり今月8日のフライトで日本に戻ることになりました。6日にシャモニーを出発してスイスのルッツェルンに行き、天候に問題なければ7日にピラトゥス山に登り、その夜はチューリッヒ空港近くのホテルに泊まる予定で、両日のホテルの予約を完了しました。
明日は雨模様なのでユックリして、明後日の5日にWTNBさんとプランプラからフレジーュルまでのトレッキングをして最後のシャモニーを楽しむ予定です。

  
      サースフェーの草原、後方の台形の山はラッギングホルン(4010m)
8/04
大変にヒマな一日です

今日は予報通りに朝から雨が降っています、天気が良ければ山歩きに行くことも考えていましたが断念です。しかしすぐに晴れてきて良い天気になりましたがモンブラン山頂だけは昨日から全く姿を見せませんでした。オフの日ということもあり、昼時に街に散策に出た以外は家の中で過ごし昼寝も十分にできました。
明日はランデックスまで登り、帰り道に山小屋「フロリア」に帰国の挨拶に行くつもりでいます、たぶんモンブランは顔を出すでしょう。

8/05
今年初めてラック・ブラン(白い湖)に行ってきました

今年は7月初めまで気温の低い日が続き残雪が多い年です、「ランデックス」から「ラック・ブラン」へのコースはそれほどきついコースではないのですが、途中2か所に雪の壁をトラバースする所があり、今年はこのコースのトレッキングは中止になった事が多かったのです。なので今年初めて訪れることになりました。
天候は最高、昨日まで二日間姿が見えなかったモンブラン山頂もはっきり見えています。
「プラ」のゴンドラ乗場では今まで見たことも無いほどの切符を求める人の列です、たぶんバカンスの時期に入ったので混雑しているのでしょう。約30分ほどかけて切符を購入し、ゴンドラで「フレジュール」へ、さらにチェアリフトで「ランデックス」まで行きトレッキング開始です。
以前にツアーグループと一緒に来た時にも雪が多かったけどまだ各所に雪が残っていました。
WTNBさんと二人で勝手知ったるコースをコースタイムより早く「ラック・ブラン」まで、ゴンドラ乗場の混雑同様に、ここ「ラック・ブラン」には乳児からお年寄りまで多くの人達で溢れかえっていました。
帰りは直接に「フレジュール」を経由して、花の山小屋「フローリア」でご主人達に「明日帰国する」との挨拶をして「シャモニー」の街に戻って来ました。WTNBさんの万歩計によると今日は25千歩、歩いたようです。
明日は朝の電車に乗って、湖近くの街、「ルッツェルン」に移動します。

   
      ラックブランへのコースに咲いていた赤いリンドウ
8/06
日本への帰国のためスイスのルッツェルンに移動

朝から晴れています。今日はフランスのシャモニーを離れる日なので8時前にWTNBさんと一緒に家を出て近くの「エギュー・ド・ミディ駅」に行き電車を待ちました。すぐ目の前がエギュー・ド・ミディの針峰で、奥の方にモンブランが見送ってくれているように姿を見せています。40分ほど山を眺めた後に来た電車に乗りスイスのマルチーニまで来てWTNBさんと別れました。WTNBさんはしばしマルチーニの街を散策してから再びはシャモニーに戻るようです。
私はすぐに来たジュネーブ空港行きの特急に飛び乗りローザンヌまで、このコースはバスで何度か通ったのですが列車では初めてです、レマン湖の景色と平日ながらヨットレースが行われている光景見て、帰ったら早くヨットに乗りたい気分になりました。かつてオリンピックに直接関連する仕事をしていたため、是非IOC本部のあるローザンヌの地を踏みたいと思っていました、わずか10分でルッツェルン行きの電車に乗り換えて車窓から初めての景色を楽しみながらルッツェルンに到着です。
この街は3度目で勝手知ったる街を通り、まっすぐにホテルに入りました。
しばしの昼寝の後に買いものに出て、スーパーに行きました、このスーパーも昨年立ち寄った大きな店です、夕食とお土産にするソーセージを買い、ホテルの自室に戻った途端に予報どおりですがすごい雷雨になりました、今日はすごく暑かったのでこれで幾分涼しくなりそうです。
明日の天気は期待できないようで、ピラトゥス山に登るのはダメかもしれません。いずれにしても明日はチューリッヒ空港近くのホテルまで移動して明後日の帰国に備えます。

  
     ローザンヌに向かう車窓からレマン湖でのヨットレースが見えました
    25Ft
から30Ftくらいのヨットが多く、あまり大きな船はありませんでした。
8/07
ピラトゥス山へ行くのを諦めて、チューリッヒ空港近くに移動

6時近くに目が覚めたけど外がまだ薄暗い、ホテルのベランダに出て見ると雨雲が垂れ込めて雨も降っています。テレビの天気予報では「今日一日雷雨がち」だと!!
80%
くらいピラトゥス山に行くのは諦めてフロントでチェックアウトをして駅に向かうと晴れ間が出てきました。ピラトゥス山も良く見えています、そこで駅のコインロッカーに行きスーツケースを預けようとしたのですが、私の大きなスーツケースの入るロッカーはありません、おまけにまた少しだけ雨が降って来たので今度はビラトゥス山行きを完全に断念しました、またここに来る理由ができたのかもしれません。
空港行きの切符を買っていたら空港行きの列車が行ってしまい、30分後のチューリッヒ行に乗り、乗換えて空港に到着しました。空港近くの「ウエルカム・イン」までのシャトルバスでホテルに入り、明日の搭乗のために荷物を整理して今夜はここでユックリする事にします。

8/08,09
            モスクワ空港経由で酷暑の日本に帰国、トラブルが重なりました

チューリッヒは重そうな雲に覆われていました、ゆっくりと帰国の支度をしてホテルのシャトルバスで9時にはチューリッヒ空港に着きましたが、早すぎてアエロフロート航空のチェックインカウンターはまだ開いていませんでした。仕方なく1時間半ほど何も買わないのにお土産売り場などを覗いて過ごし、カウンターが開くのを待ち一番でチェックイン、搭乗ゲートで待つこと約2時間、モスクワのシェレメーチエヴォ空港行きのエアバスに登場しました、ここまでは全て余裕をもっての帰国行動です。出発時刻のチューリッヒ空港は強い雨が降っていました、そのためか出発時刻が少し遅れて、シェレメーチエヴォ空港に到着したのが30分ほど遅れ、成田行きの飛行機に登場開始する時刻まですでに一時間を切っていました、、シェレメーチエヴォ空港のFターミナルに到着したら上海からの大きな団体に巻き込まれて、列に並んでいたらなかなか進まず時間がどんどん経っていきます、気が付いたらそこはパスポートチェックのカウンターでした、こちらはトランジェットなので空港職員らしき人に尋ねたら、トランジェットの通路はすごくわかりにくく表示も無いところでした。カウンターで搭乗ゲートを教えてもらう時に「急げ!!」と告げられたので、搭乗するDターミナルまで約1Km以上、周りに免税店と客のひしめきあっている狭い通路をダッシュしました、とにかくこの空港はとてつもなく広く通路は狭いのです、途中場内放送でわたしの名前を呼ばれたような気がしました、元陸上の長距離競技の選手だった私もこの歳では厳しい、搭乗終了時刻に間に合って席に着いたのですが、全身からの汗が止まりません。
結局出発まではさらに30分もかかり汗も落ち着いて急がなくても間に合ったようです。なんでも「トランジェットの荷物の積み込みに時間がかかった」との事、これで私も私のスーツケースも成田に向けて無事に(?)、出発したかのようでした。

9時間のフライトの後、成田空港で荷物の受取場所に行ったら私の他6-7人の名前が呼ばれ航空会社の職員の説明を受けたら「あなたの荷物がモスクワにまだ残っている」とのこと、あんなに荷物の積み込みを待ったのに「なんで!!」、明日の便で日本に到着するので航空会社の責任で自宅まで送ってもらえることになりました。到着ロビーでは夏休みで我が家に遊びに来ていた孫娘達が迎えに来ていました。
これで今年の「アルプス滞在は」終了です、最後はバタバタでしたが。
とにかくこの日本は暑い、しばらくこの暑さに慣れるのに時間がかかりそうです。

  
       モスクワのシェレメーチエヴォ空港
   写真は1980年のモスクワオリンピックのため増設された「Fターミナル」、
   老朽化と他のターミナルまで遠くて乗り換えに時間がかかるので評価の低い施設らしい。
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